制服姫
「いいよ、もう…。」

そう言って恵美は教室を出て行ってしまった。私が座ってたのとは別の方の扉から出たから、ばれなかった。危ない…。

颯大は教室でぼんやりとしていた。
告白された後だから当然かな…。

ふと時計を見ると、もう5時を回っていた。

まずい。遅刻じゃない!

颯大には悪いけど、そっと教室に入った。
だけどそっと入った所でばれちゃうよね。

< 231 / 846 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop