制服姫
私に背を向けた彼に慌てて私は叫んだ。

「あのっ!私、千花です!木下千花!」

「…そうか。」

「あの、あなたは?」
「…トウマ」

「トウマさん…。あの、またお話しましょうね!」

「…おう。じゃあ…またな。」

私の日常は変わらない。いつもと同じ空、いつもと同じ咲希のオマケの私。

だけど一つだけ変わった。私はトウマさんに出会った。

そんな変化が少しだけ嬉しかった。

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