制服姫
並び終えて、岩田先生が出席を確認していると、「すみませーん」と一人の少女が駆けて来た。岩田先生も振り返る。

あれは…咲希だ。一生懸命走ってくる。
だけど…どうして?

「すみません、体育着に着替えるの手間取っちゃって。」

咲希はふぅと息を整える。岩田先生もみんなも、私だって驚いていた。

「何言ってるんだ、神田。」

< 30 / 846 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop