制服姫
「あの、ハナ…。」

まだ迷ってるみたい。私はため息をついて、一言ズバッと言ってやることにした。

「咲希は、制服が好きなんでしょ?それとももう、制服姫なんかやめたい?」

「そんなこと無いっ!苦渋の決断だったんだから!…あ…。」

「…そうでしょ?…咲希は何も気にしないで、制服姫として周りを巻き込んでたらいいの。私は…咲希から離れないから。」

「ハナ…。」

次の瞬間、私は咲希に強く抱き締められていた。
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