制服姫
咲希は首の後ろのタグを先生に見せつける。先生は黙ってそれを見たが、やっぱり表情は怒ってる。

「手書きで体育用って書いてあるだけだろ!ふざけるのもいい加減にしろ!さっさと着替えて来い!」

「それは出来ません。だって私、みんなと同じ体育着買って無いし。」

「なっ…!」

「それに、この格好だってみんなと同じように体育出来ます。」

「…ほぅ。そこまで言うなら…。おい、体育委員!ハードル出して来い!今日はハードル走をやる。」

「ええー!」

「さっさと持って来い!」
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