制服姫
私は遠くから聞こえる楽しそうな騒ぎ声に耳を傾けていた。

「…って、なんで私達こんな所にいるの?」

私と西原くんが座っているのは校舎裏の焼却炉の前。

首からネームカードをぶら下げて、いかにも実行委員っぽい。

なのに、楽しそうな人込みからずっと離れた校舎裏にいる。

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