制服姫
と、すぐ隣で拍手が聞こえた。
西原くんは、まっすぐ舞台を見つめながら、拍手をしている。

「…俺は神田が一番良かったと思うよ。」

「…うん…。そうだね。」

私も拍手を送った。
こんなに大勢の中で、たった3人の拍手。

なんだか間抜けだったけど、それでも、咲希に私達の気持ちは伝わったと信じたい。

< 442 / 846 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop