制服姫
西原くんが私の隣に立った。
なんだかさっぱりとした顔つきだ。

西原くんも、祭りの終わりを少しだけ悲しんでるかな。

「…祭りも終わるな。やっと勉強に集中出来る。」

「あははっ、そうだね。」

「でもさ、来年はこんな祭り出来ないかもしれないんだよな。」

「えっ、どうして?」

西原くんは知らないのか、と驚いた表情で私を見た。

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