制服姫
この曲がり角でいつも別れるけど、そう言えばその背中はどこか寂しげだった。

あんなに人気者の咲希だって、家に帰ればひとりぼっち。

そう思うと少し咲希が可哀想になった。
だから、せめて明日は楽しくしよう!と思い、私も帰路へ着いた。

咲希の家に泊まりに行く、と言ったら親はあっさり了承してくれた。

当然か。だってずっと親友の咲希の家だもん。
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