制服姫
あれからというもの、私は咲希の言う通り屋上には行かなくなった。

トウマさんに初めて会った日…私は日常に疲れたと話した。

あの時とは状況が随分変わってて、日常に疲れることは殆ど無い。

でも、トウマさんに会うのは私にとって「日常」になっていたのだから…。

日常の一部が欠けるだけで、こうもぽっかりと心に穴が空いたような気持ちになるとは思って無かった。

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