制服姫
「そんな別にっ…。別に、会いたくないよ?」

「なんか…私のわがままでハナを振り回すの、申し訳なくて…。」

「咲希…。別にわがままじゃないよ。
そもそも、私トウマさんと頻繁に会ってたわけじゃないよ。そう…。」

私と、トウマさんは…。

「互いに名前と学年くらいしか知らない、変な関係だったんだから。」

でも、そんな変な関係の変な人に…私は恋をしたんだ。

それはさすがに…咲希には言えないけど。

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