制服姫
「俺、何かイライラしててお前に当たったのかも。悪いな、本当に…。」

「いえ、気にしてませんから…。」

「そうか…。…じゃ、俺行くわ。」

トウマさんは立ち上がり、公園を出て行ってしまった。

なぜかその背中に何も声を掛けられなくて、トウマさんが立ち上がった余韻でゆらゆら揺れるブランコをただ、見つめていた…。

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