制服姫
おみくじ場に立っていたのは、紘子。

ここの担当だったのか。

紘子は、私と隣のトウマさんを交互に見て、無表情に言う。

「…彼氏?」

「…え?」

「…そう見えたから。あ、早く引いて。後、つかえてるから。」

「ああ、うん。」

私は紘子にお金を渡し、一つおみくじを引いて列を出た。

トウマさんも引いたらしく、私のところにくる。

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