制服姫
「ねぇ、咲希…。咲希って寂しくないの?いつも家で一人で…。」

「ん?そうだなあ…最初は寂しかったけど…もう慣れたよ。」

その言葉が本当か嘘かはわからなかったけど、咲希は笑っていた。

「それに、家族4人でいた時も対して会話無かったし。」

「4人?」

「あれ?言ってなかったっけ?私、兄貴がいるの。シン兄って呼んでたけど。」

「そうなんだ…。知らなかったよ。」

「うん…。シン兄は父さんについて行って、私は母さんに…。あれから会ってないなぁ。」

「一回も?」

「うん。だって…。」
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