制服姫
言う言葉は残酷。でも…これ以上、西原くんを裏切るわけにはいかないから…。

「西原くん…。」

絞り出すように声を出す。
目を開き、じっと西原くんだけを見つめる。

言うのは怖い。だけど…言わなきゃ。

トウマさんに貰ったおみくじを握り締め、私は告げた。





「ごめんなさい…。西原くんの気持ちには答えられません…。」


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