制服姫
教室の扉が豪快に開けられて、颯大がすごい勢いでこちらに向かってくる。

咲希は必死に私を引っ張って、連れ出そうとする。

「姫!やっと捕まえた。」

「颯大…。」

「電話もメールも無視してさ。今日やっと会えると思って昨日寝れなかったんだぞ。」

咲希は観念したように、颯大に向き直る。

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