制服姫
「…名桜の制服は…父さんがお前のためにデザインさせたものだ。

…母さんと離婚して…お前が父さんについてこないって決めた時、父さん、マジで落ち込んでた。

それで…名桜を建てて、お前が入学すんのを楽しみにしてたよ。
そりゃもう…すごく楽しみに。

でも…お前は名桜には来なかった。
父さんはまた落ち込んでな…。

そんな時に上がった河北の問題。父さん、即買収を考えたよ。

…咲希を名桜に通わせて、制服を着せる。

その夢叶えるためなら、市から買収でもなんでもするんだよ。」

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