制服姫
「ありがとっ!…じゃあね、咲希ちゃん。
またあ し た!」

環さんはトウマさんを引き連れ、校舎へと戻っていく。

金網越しにそれを見つめる咲希の表情は、氷のように冷たくて、そのあまりの冷たさに、私は声すら掛けられなかった。

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