制服姫
手を合わせて、一生懸命頼んでくる咲希を断ることは出来ず、私は小さく頷いた。

途端に、咲希の表情は見違える程明るくなった。

「ありがとう!…外じゃバレたら面倒だから…。うちに来て!

お母さん、今日もいないし。」

「うん…。行こう!」
咲希は私の手を取り、学校とは反対の自宅へと私を連れて行った。

< 721 / 846 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop