制服姫
颯大は静かに側の席に腰掛け、真面目に咲希の話を聞こうとする。

「うん。…教えて。」

「颯大…。」

咲希は颯大の手を取り、微笑んだ。

「私、颯大が好きだよ。」

私も西原くんも、顔を見合わせる。

颯大の喜びようは半端じゃなくて、握られた咲希の手を強く握り返す。

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