制服姫
咲希が何か言おうとしてるのも無視して、私は咲希を引き連れて名桜の校舎へ入る。

周りの視線が痛い中、私は咲希をトイレの個室に押し込み、自分も一緒に入った。

「ちょっと、ハナ…?」

「早く脱いでよ!今なら誰もいないから。」

「何言ってるの!」

急いで制服を脱ぎ始める私に、咲希は慌てて問うて来る。

時間が無いのに…。
誰かトイレに入ってきたら終わりだ。

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