制服姫
私は、制服の下に着ていた体育着のポケットの中から、一枚の紙を取り出して、咲希に突き付けた。

「…それ…。」

「…咲希、あなたの本当の願いは、これでしょ?

自分の願い、叶えないで逃げる?

いつもの…いつもの破天荒な咲希はどこ行ったの!

咲希は…咲希は…。」

咲希の目をしっかりととらえて、私は叫んだ。




「制服姫でしょ!」



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