制服姫
「私は咲希の気持ちも汲んだ。

咲希の願い通り、河北の買収は白紙にした。河北は今まで通りに存続する。

…私の気持ちも汲んではくれないか?」

「違う!そんなんじゃないです。

…お父さんは、咲希が河北でどう呼ばれてたか知ってますか?」

ハナはふぅと息を吐くと、強気の姿勢を緩めないでお父さんに噛み付く。

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