金平糖
目が覚めると
「えぇ~ん。さとにぃ、おきてよ。 お腹空いたよぉ。」
と言う声で目を覚ました。
目をこすりながら、見ると、
その小さな子は涙をこぼしながら訴えていた。
(顔は誰かに似ているけれど誰だったかしら?)
と考えながら辺りを見回すと、
もう一人小さい子がいて、その子は、テレビに夢中だった。
(確かオレは、大学の夏休みの宿題をしながら途中で眠ってしまったのだ。)
などぼんやりと思い出しながら、
「お母さんは?」と聞くと泣きながら首を振るその子は、
やはりオレの弟のケンです。
(確かオレの弟は、中学生と高校生のはずだが。)
などぼんやり考えながら、
フリーザーを開けて、『レンジでパスタ』を二袋出し
泣いているケンと食べることにした。
テレビに夢中になっていたもうひとりの子も食べたそうにしている。
「フリーザーにもうひとつあるぞ。」と言うと、
「まぁには、届かない~。」など言いながらもちゃんと作った。
確かコイツもオレの弟のマサだ。
(でもどう考えてもこんな小さい子供ではなかった。)
と自分の顔をそっと鏡に映すと少しひげが伸びていた。
なんだかまだ夢の中にいるような頭が軽くなった感じがする。
恐る恐るスパゲティをほおばる二人を呼んでみる。
と言う声で目を覚ました。
目をこすりながら、見ると、
その小さな子は涙をこぼしながら訴えていた。
(顔は誰かに似ているけれど誰だったかしら?)
と考えながら辺りを見回すと、
もう一人小さい子がいて、その子は、テレビに夢中だった。
(確かオレは、大学の夏休みの宿題をしながら途中で眠ってしまったのだ。)
などぼんやりと思い出しながら、
「お母さんは?」と聞くと泣きながら首を振るその子は、
やはりオレの弟のケンです。
(確かオレの弟は、中学生と高校生のはずだが。)
などぼんやり考えながら、
フリーザーを開けて、『レンジでパスタ』を二袋出し
泣いているケンと食べることにした。
テレビに夢中になっていたもうひとりの子も食べたそうにしている。
「フリーザーにもうひとつあるぞ。」と言うと、
「まぁには、届かない~。」など言いながらもちゃんと作った。
確かコイツもオレの弟のマサだ。
(でもどう考えてもこんな小さい子供ではなかった。)
と自分の顔をそっと鏡に映すと少しひげが伸びていた。
なんだかまだ夢の中にいるような頭が軽くなった感じがする。
恐る恐るスパゲティをほおばる二人を呼んでみる。