PureHeart

翌朝 桜公園に着いた美瑠花ゎ
桜の木を見て 残念に思った。

『あーぁ…葉桜になっちゃったョ。』
美瑠花ゎ 小さな 公園を
見回して ため息をついた。

『あっという間だったな。』
セナゎ 後ろから現れて
そっと ベンチに 座った。

『もぉービックリするぢゃん！』
美瑠花も セナの隣りに座った。
『これからただの枝になっちゃうョ。』
『それもいーじゃん。新しい芽がでないと 来年につながんねーし。』

『セナゎ自然が好きだもんネ。』
『ははっ！好きだな。自由。俺が求めるのは誰からも縛られない自由！』
セナゎ 空を指差して 言った。

『ゎたしゎ…セナみたいに生きてみたいナ…。』

『おまえはおまえのままでいーんだよ。』 セナゎ 笑って 言った。

『俺は俺が嫌いだからな。』
『どうして？』

美瑠花ゎ なんだか急に悲しくなった。

『ははっ！おまえが深くとるから、俺もなんつーか……なんだっけ？』
セナゎ 人と 壁を 作る。