PureHeart

すると ふっと 頬に ぬくもりを
感じた。 見上げるとセナが
美瑠花 の 涙を ぬぐっていた。

『…セナ…ありがとぅ…。』
美瑠花ゎ セナの手を優しく触れた。
セナゎ 美瑠花の手を 握り返した。

『…セナ？』
『美瑠花…俺は… なんっつーのかな！』『ああ！うまくいえねーけど！』

セナゎ 頭を くしゃくしゃにして
一生懸命 言葉を選んでいるようだった。
『ただ嬉しいんだよ。』
『やべえ、どーしよ！』

セナゎ 地べたに あぐらをかいて
また 頭を くしゃくしゃしている。

美瑠花ゎ 我慢できなくなって
笑い出した。
『…何わらってんだよ。』
『だってセナってば。』
美瑠花ゎ 言葉を 続けるコトができず
お腹を 抱えて 笑った。