PureHeart

ミレイと呼ばれたその女性ゎ
エナと 美瑠花を 交互に見て言った。

『セナの何が知りたいの？』
少し 揺れるたびに 甘い香りがする。
切れ長の 大きな目に見とれていると
なんだか 吸い込まれそうだ。

エナゎ 敵意剥き出しで言った。

『セナ君がどうして留年したか知りたかっただけです。』
『どうして？』
『…それゎ…先輩にゎ関係ないコトです…。』

エナゎ 怒った様子で帰って行った。
その後を俊介が追って行った。

『…まだまだお子様ね。それであなたは？』美零ゎ 一直線に 美瑠花を見た。