PureHeart
美瑠花ゎ 自転車の 後ろから
降りると おもいっきり
息を 吸い込んだ。

『んー!やっぱ春の桜ゎイイネ!
気持ちィィーーー!』

男ゎ 美瑠花の隣りに 並んで言った。

『俺のとっておきの場所。サボりも現実逃避も全部ここだな。』
『彼女とのデートとかも?』
『ぷっ!そりゃ家だな。』
『…変態。』
『そーゆうこと言うおまえのが変態だろーがよ。』男ゎ 笑いながら言った。

『ね、名前なんてゆーの?名札ゎ?』
『んなもんつけるかよ。』
『もぅ!いいから名前ゎ?』

『セナ タチバナ セナ。』
『…セナ…男なのに変なの。』
『いっちいち うるっせーな。』

セナゎ 落ちている枝をひろって
その場に 座り込み
地面に 書いた。

『橘 星那』

“ ゎたしゎ そのトキ 始めて
セナの キレイな 名前を 知ったんだ。”


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