PureHeart
セナゎ 桜の木が並ぶベンチに座った。
『じゃ俺、寝るわ。』
『はぁ!?信じらんない。』
美瑠花ゎ あきれて セナの顔をのぞいた。
セナゎ 空を 見上げて言った。

『自由だよなー。空って。』
『セナってロマンチスト。』
『そんなんじゃねーよ。人間が嫌なだけ。空とか自然とかって俺は好きだな。』
『ははっ。十分ロマンチストぢゃん。』
美瑠花ゎ 堪えきれなくなって笑った。
『なんだよ。こけし。』
セナゎ 口元に 笑みを浮かべて言った。
美瑠花ゎ セナの 隣りに座った。

すると セナゎ そっと美瑠花の
髪に 触れた。
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