いまだ知らない、恋心。【短編】
眠い。


激しく眠い。


神崎のせいで最近ろくに眠れていない。



「スージー♪」



また来たよ。


せっかく隠れていたのにご丁寧に見つけてくれてアリガトウ。



「そういやスージー、なんで人間嫌いなん?」



こいつ、頭殴ったら元に戻るだろうか。これだけ近付くなオーラ出してるのに。



「なぁ、なんでなん?」

「あなたみたいにちょこまか煩いから。ちょっと眠らせてくれない?神崎君みたいな人と話すとエネルギー使う。」


「え~。そんなん言わんといて!」



私はブツブツ文句を言っている神崎の隣りで眠った。


正直、他人に何と思われようが私の知った事ではなかった。


影で何と言われようがどうでもよかったんだ。


それは今もだけど。



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