天使のララバイ

変わる日常



あんな場面を見せられ、

『天使』を認めざるを得なくなったあたしは
仕方がなく天使を家の中に招き入れた。



しかし、納得などできなくて、リビングのテーブルに向かい合わせに座って彼を問い詰める。




「なんでここに来たの?」


「君を助けるため?」



「助けるって、何から」


「んー…それは言っちゃいけないし僕にもまだよくわかんないんだけど」

天使は曖昧な笑みを浮かべる。



こうして、曖昧な返答をされてばかりで深い部分がこれじゃあまったくわからない。



どうすればいいのよ…




「そんなことよりさー、僕をここにおいて欲しいんだけど」



「は?」


そう言って見つめた彼の顔にはウザイくらいの笑顔が貼り付けられていてイライラした。



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