天使のララバイ
あたしのところに何かしらの理由で来ているアキ。
そう考えると、他の天使もたくさんいるんじゃないかと思った。
「いるよー。
でもこっちにいるときは
僕とか美憂から他の天使は見えないし、
他の天使から僕らは見えない。
普通はね。
だけどちょっと力を使えば見えるようにも見えないようにも出来るよ。
まあ天使ってわかることはないけど。
それと美憂から僕が見えなくなることもない」
「へー」
少し残念。
多少は違えど、他の天使もこんな性格をしているのか、と疑問だったのに。
「さて、説明も終わったし学校行こうか」
そう言ってアキは食器を持って立ち上がり、ダイニングへ向かっていった。