【続】お前は絶対俺のもの
勢いよく扉がひらいた。
そこにいたのはもちろん……
「……っにやってんだよっ」
「遅すぎですよ、王子様♪」
息をきらした陸だった。
汗だくになっちゃって……
どんだけ必死になってんだよ?
「おまっ……風香になにもしてねぇだろーな!?」
「当たり前じゃないですかぁ♪」
まぁ未遂って言ったほうが正しいのかもしれないけどね。
ナベにフラフラしながら近寄る陸。
「寝てんのか……」
頭を優しく撫でる。
「風香……」
ちゅ。
おおっと……
陸が風香の唇に優しくチュー。
そうとう惚れてんなぁ。