【続】お前は絶対俺のもの
*秘密
「今日の放課後、提案があるからまた教室で待っててくれる?」
朝、陸にそう言われた。
その時の陸の顔が明るかったから、私はかなり期待をしていたんだ。
なんだろ?提案って。
気になるなぁ……。
私は期待に胸をふくらませながら教室に向かった。
ガラッ
「陸?」
「遅いっ」
教室の中には教卓に腰を下ろした陸がいた。
「ごめん、ごめん。…で」
本題にはいる。
「なーに?提案って。」
そう訊くと陸はニカッと笑って、
ポケットからなにか取り出した。
「あ…それって……」