【続】お前は絶対俺のもの
!!
キスをしている最中の恩田先生と目があってしまった。
はっと我にかえる私。
まずいっ……!
そう思った私はその場から一目散に逃げた。
――――――――――…………
「はぁ…はぁ……」
やっとのことで昇降口の下駄箱のところについた。
速く脈打っていた心臓がだんだん落ち着いていく。
にしても………
大変なもの見ちゃったよなぁ……。
先生同士のキス。
「しかも片方は旦那もち。」
明らかな……不倫ってやつですか?
「うーーん…!!」
いや確かに恩田先生って女の人に慣れてそうな感じはしてたけど……
まさか人妻に手をだすとは。
頭のなかに眼鏡の奥できらりと瞳を光らせている恩田先生の顔が浮かぶ。
「おっそろしぃ……」
「なにが恐ろしいだって?」