【続】お前は絶対俺のもの
え!?
後ろから声が聞こえ、振り返ろうとしたとき
バンッ!!
私の両肩の脇に腕が伸びてきた。
「っ………!?」
私は恐くて顔をあげることができない。
いや、私の目の前にいる人物は誰かわかっているんだけれど。
なにされるかわからなくて………
「ナベ……今みてたよね?」
そう、私の目の前にいて私のことを壁に抑えつけている人物は、
さっきまでキスをしていた恩田先生だった。
「…………。」
なにも返答ができない。
「見てたよね?」
恩田先生の口調が強くなる。
「……はい。」
私は観念した。
恩田先生は笑顔だ。
だからよけいに怖い……。