【続】お前は絶対俺のもの

*デート




―――――――――――…………


ざわざわ……


今日は日曜日。

街には人があふれている。


その中で足を走らせる私。


「やばーい!もう待ち合わせ時間すぎてるーっ!!」


そう、今日は陸とのデートの日。


すごく楽しみにしてたのに……


服を選ぶのに時間がかってしまって遅刻状態(泣。


急がないとー!










「あ、風香っ!」


名前を呼ぶ声がした。


「こっち、こっち!」

「陸!」


私は急いで陸のもとへ走った。


「ごめんね…。まったでしょ?」


「平気、平気!てか3分しかすぎてねぇし。」


時計をみると、確かにそうだった。

よかった…。



ていうか……


陸の私服ってかなーりカッコイイ?


なんかモデルですって言われても納得できる感じ。


私、大丈夫かなぁ。

ちゃんと陸とつりあう?


そんなふうに考えていたら、


ふわっ


微かに香水の香り。
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