【続】お前は絶対俺のもの

その人物はこっちに近づいてきた。



「陸、ナベ、元気ぃーー？♪」


「孝之……なんでお前がここにいるんだ？」


陸の顔つきが厳しい。


そう、私たちに手を振っていたのは恩田先生だった。



なんでここにいるの！！

まるで私たちを待ち伏せしてたみたいに。


………ていうか。


私たちの関係が…………


「り……沖田先生！！」

私は陸を見つめた。


すると陸は、



「ごめん……結構前からバレてたりして……」


「えぇぇ！？」

苦笑いの陸。


陸のばかっっ


ていうかそういうことはもっと早く言ってよぉ！


「大丈夫、大丈夫♪バラしたりしないから！」


「本当かよ…………」



うーん、かなり心配なんですが…………