【続】お前は絶対俺のもの



「え?」


体がぐらりと揺れて、



「んっ!」


唇が重なった。


「ふ……んんっ〜!」



次第に激しくなる陸のキス。


ていうか……いきなり何で!?


「や……人前で…んっ…!」

「孝之、見んな。」

「はいはい。」

「そういう意味じゃな……っんー!!」


胸板を押してもダメだった。


そして、


「ふぅー……」


めまいがしてきた頃に、ようやく唇が離れた。


私はへたり込んでしまった。


上をみると、勝ち誇ったような陸の顔。






「俺じゃなくて孝之に抱きついた罰だよ。」
< 49 / 89 >

この作品をシェア

pagetop