【続】お前は絶対俺のもの
「ふーん。」
そういって恩田先生は気に入らなさそうな顔をする。
コツ……
そしてそのまま私のほうに距離をつめてくる。
な…なに?
私は動くことができず、そのまま固まっていた。
「君も陸と似て頑固だね。」
気がつけば恩田先生の顔は目の前にあって。
耳にフゥ…と息をかけられる。
背筋がぞくりとした。
そして耳元で呟かれる……
「前にも言ったケド……誰かに言ったら、陸にじゃなくて僕に奪われちゃうかもしれないですよ?」
『キミの初めて。』
そう囁かれて耳を甘噛みされた。