【続】お前は絶対俺のもの
「風香……?」
「…………。」
私は無言のまま陸の腕にしがみつき続ける。
なんか……離れたくない。
「…あーもうさぁー、そういうことされると……」
陸がなにかブツブツ言ってるのが聞こえる。
気にせず私はしがみつく。
「風香。」
「はい?」
「今日最初のほうに俺が言ったこと覚えてる?」
「へ…?」
最初のほうに言ったこと?
なんか陸言ってたっけ?
一生懸命考えるけどなかなか思い出せない。
「やっぱ忘れてたか。」
はぁーとため息をつく陸。
「今日風香、孝之と一緒に遊園地はいるの自分からオーケーしたろ?」
「うん。」
「そのときだよ。」
そのとき………?
なんとなく浮かんできた気がする…
……………。
はっ!そういえば!
『孝之が一緒に来るのオーケーする代わりに、なんかひとつ俺のいうこときけよ?』
思い出したぁ……