【続】お前は絶対俺のもの



そういえばそんなことがあったような。


すっかり忘れてたよ。



チラリと陸のほうをみる。


ニコニコ笑っている陸。

……?なにこの笑顔。




「それさ、今日つかってもいい?」


「へ?」




「今夜俺んち泊まってって。」




え。



…え!?



「えぇ!!?」



な、なにそれっ!!



いきなりパニック状態になる私の頭。


お泊まりって……


それって陸の家で一晩一緒に過ごすってこと!?


かぁーっと顔が熱くなっていくのがわかる。




「り、陸……」


「今夜風香のこと抱きたいって言ってるんじゃない。」


「り……」



「ただ、一晩中風香と一緒にいられたら幸せだなって思って。」
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