【続】お前は絶対俺のもの
「っ………」
陸の真剣でそれでいて優しさが含まれている顔。
そうだよね……
陸はいっぱい我慢してくれてるんだ……
それに私も……
気がついたら、コクンと頷いていた。
「と、友達の家に泊まるって連絡しとくね?」
「風香…」
陸の顔が恥ずかしくてみれなくて私はすぐに親に電話をかけた。
お母さんから了解を得られた。
電話を切ってから、そっと陸のほうを向く。
みると、陸の顔も少し赤かった。
「じゃ……行こっか」
『俺ん家』
ドキン…
心臓がドクドクしだす。
そして私たちは歩き出した。
渡辺 風香、人生初の彼氏の家でお泊まりです……。