【続】お前は絶対俺のもの
気がつけば名前を呼んでいた。
くるりとこっちを振り返る陸。
「入浴剤……入れていい?」
言ってしまった…
すると満面の笑みを浮かべた陸。
「入れすぎはダメな?」
なんか…うまく罠にかかっちゃった気がする……
「ジロジロ見ない?」
「ずっとはムリかもだけど。」
「勝手に、さ、触んない……?」
「極力ガマンします。」
う……
もうこうなったら答えはひとつしかない。
「じゃあ…入る…。」
うつむきながらいった私の頭を陸が撫でる。
「じゃあ俺リビング行って待ってるから、先風呂はいって湯船浸かってて。準備できたら呼んでな。」
そういって陸はリビングに歩いていった。