【続】お前は絶対俺のもの
陸がゆっくりとこっちを見る。
緊張するし、不安だし、怖いって気持ちもあるけど―――――
「陸にならっ……なにされてもいい。」
私、すごく大胆なこと言ってる。
恥ずかしい。
顔が火照っていくのがわかる。
それでも……これだけは言いたかったんだ。
陸は、ぐしゃぐしゃと頭をかいた後、
もう一度こっちを振り返った。
「風香にはかなわないなぁ……」
そういって照れた顔を見せる陸。
「お言葉に甘えて俺もベッドを使わせていただきます。」
ペコッと頭を下げてから陸は寝室に向かった。
返事をきいて嬉しいような恥ずかしいような、幸せな気持ちになった。