闇を照らす光

離れた場所で同じ時間帯に殺された人もいるため、犯人は複数の犯行と見られているのだが、誰一人として捕まっていない。


人々は恐れ、減少していく周りの住人に恐怖し、めったに外を出歩かなくなった。


大人から子供まで、容赦なく無惨に殺されていた。


学校では小学校、中学生は集団登校を行い、学校を休ませる保護者も多くなった。



それほど、街の人々は不安と恐怖に苛まれていた。













『平気よ、あいつらもそこまでバカじゃないだろうし…。用事が済めばすぐ帰れるよ』


「でも!陽菜。」


『じゃあ、またね美喜』


「あっ!陽菜!!」


陽菜は美喜の声を無視して教室を出た。


「陽菜…。行かないでよ」


美喜の声は陽菜に届く事はなかった、美喜にはもう陽菜には会えないと言う不安でいっぱいだった。


 
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