いちご
『隆起(りゅうき)?』
俊が口にした名前はきっとこの男の名前であろう…
てか知り合い?!
というかこの状況どうにかしてほしいんですけど…
だいぶ酸素がなくなってきてるし…(汗)
『隆起こんなとこで何やってんだ?』
『別何もしてね―よ』
『じゃあ、お前の下にいるその動いてんのは何だ?』
げっ!!
ばっばれた!!
『何でもねぇ―よ!お前こそ何してんだよ』
『あ?俺か?俺はあれだ。今日からサッカー部のマネージャーしてくれる子の様子見に来たんだよ。』
あたしですや―ん!
どうしよう…
私がここに居たら…てか男と一緒にいるとこ見られたらめっちゃ勘違いされちゃうんですけど!!
やっやばい…
なんとかせねば!
『あ゛?』
『隆起、ここにずっと居たんなら女の子見なかった?』
あっあたしだ―!(泣)
『女?あ―…そういやさっき誰か出ていったぜ?』
??
『あっそう。ならい-や。』
そう言って俊は保健室から出ていった。