それでも私は恋してる



「どうせ膨れてましたよ…それよりいつ見てたの?」

「まぁ…愛の力ってやつ?」



先生…絶対に使い方間違ってますよ。

私は先生を見て少し苦笑い。



そして先生は立ったままの私の腕を引っ張り

自分の膝の上に座らせた。



少し恥ずかしいけど私は大人しく座った。

すると先生は



「人形みたいだな」



そう言って私の髪を触った。



そういった先生の一つ一つの行動が私をドキドキさせるってこと

先生は知ってる?

もしかしたらわざとやってるの?



私はドキドキが止まらなくてずっと下を向いていた。



「ほらこっち向けよ」



そう言って私の顔を上げさせると

先生の唇が私の唇に重なった。



「ふぅっ…ゅき…のり」



私は自然に先生のスーツの袖をつかむ。

先生は角度を変え、キスはどんどん深みを増していく。



「はっ…もぅ…む…りっ…」



そう言って先生の胸を叩くけど先生は唇を離してくれない。

逆にどんどん激しさを増している気がする。



「…はぁっ」



さすがにもうやばいという所で先生の唇はやっと離れた。





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