それでも私は恋してる



「そろそろいいかな…」



先生はシチューをお皿にわけ2人分テーブルに並べた。

シチューからはいい匂いがして

本当に美味しそうだった。



「頂きます!」

「召し上がれ」



シチューをパクッと一口。



「ぉっ…おいしい!!」



シチューはほっぺが落ちそうなほどおいしい。



「お前は本当に上手そうな顔するな?」

「上手そうなじゃなくて上手いんだよ!」



軽く漫才が入ったりして、今日の夕食は本当に楽しかった。



「明日は休みだな…」

「そうだね?」



夕食を食べ終え、ソファーでゆっくりしていると先生がそう呟く。

それがどうしたんだろ?



「今日泊まってくか…?」



・・・・・・・・

・・・・・・・・

????????



『とっ泊まる?!』



お得意の遅い反応。

先生がびっくりさせるから

一瞬思考停止してしまった。





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