それでも私は恋してる



「嫌か…?」



嫌とかじゃない…

だって

とっ泊まるってことは…



私は不安な顔で先生を見る。



「大丈夫だよ…変なことはしない。一緒に寝るだけだ」



ほっ…

先生の言葉に安心。



「わかった」



一緒に寝るだけならと思い私は承諾した。

別にするのが嫌とかはない…

初めてが先生なら逆に幸せだ。



でも

怖い気持ちの方がおっきかった。



「風呂どうする?」

「あぁ…私着替えない…」

「俺の着ろ」



バサッ



部屋に戻って着替えをとってくると言おうとしたのに

先生はその言葉を遮りおっきめのスエットを私に放り投げた。



「幸教って身長何センチ?」

「ぅん?185センチくらい?」



先生私何センチかわかります?

先生と20センチ以上も差があるんですよ?

ぶっかぶかじゃん!!



「まあ気にせずそれに着替えろ」

「はい」



私は寝るだけだからいいかと思い

素直に返事をした。




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